代表的な疾患|天白こどもアレルギークリニック|日曜診療|天白区の小児科・アレルギー科・小児皮膚科

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代表的な疾患

アトピー性皮膚炎

増悪と軽快を繰り返す掻痒のある湿疹を主病変とする疾患であり、年齢により好発部位も異なります。乳幼児期から発症して小児期に寛解するか、あるいは寛解することなく再発を繰り返し、成人まで持続する場合もあります。乳幼児期にしっかりとケア・コントロールできていないと食物アレルギーをはじめその他のアレルギー疾患のリスクが高まる可能性もあるため、早期の介入が大切です。重症度が高い場合には生物学的製剤やJAK阻害薬などの最新治療の導入も検討します。

水いぼ(伝染性軟属腫)

7歳以下のこどもに多く見られる、伝染性軟属腫ウイルスによる皮膚感染症です。表面がつるつるとしていて、皮膚の盛り上がりのてっぺんが少し凹んでいるのが特徴です。数か月から2年程度で自然治癒するとも言われていますが、個人差が大きく予測は困難です。治療は経過観察や漢方内服、鑷子による摘除があります。加えて、当院ではm-BFクリームという銀を配合した水いぼ専用クリームを院内にて販売しております。(税込2,200円)
m-BFクリームをご使用いただくことで、半数の方が2ヶ月以内に、8割の方が2〜3ヶ月で改善します。ぜひご活用ください。

とびひ(伝染性膿痂疹)

黄色ブドウ球菌や溶連菌などによる皮膚の感染症で、夏場に多く発症します。虫刺されや湿疹などを掻くことでついた傷や、乾燥などでバリア機能が低下した部位に感染する可能性が高いとされています。火事の飛び火のようにあっという間に症状が広がっていくことが疾患名の由来です。治療は清潔を保ち、適切な抗菌薬の軟膏塗布や内服を行います。

にきび(尋常性痤瘡)

日頃のスキンケアとしては1日2回程度の洗顔を行い、化粧をしている場合には必ずよく洗い落とすようにしますが、擦り過ぎはいけません。洗顔料やクレンジング剤をしっかり洗い流すことも大切です。また、乾燥を防ぐために保湿剤を使用するのも重要です。使用する洗顔料、クレンジング剤、保湿剤などに不安がある場合は「ノンコメドジェニックテスト済み」と記載されたにきび肌用の製品の使用が推奨されます。薬物療法としてアダパレン、過酸化ベンゾイル、外用抗菌薬といった塗り薬が検討されることが一般的ですが、症状に応じては抗菌薬やビタミン剤、漢方薬の内服を併用することもあります。